数年後、日本人の胃袋は隣国に牛耳られるか、
それとも見捨てられるのか?

オリンピック開催に伴い一気に進都市開発や、おめでたいムードに溢れる我が国日本。

そんな浮かれた空気とは裏腹に、目の前には様々な産業の問題が山積しています。

中でも重大な問題を抱えている分野、それは「農業」。

農業人口の減少、従事者の高齢化、後継者不足、耕作放棄地、農業総産出額の減少、業界の構造と体質、新規参入のハードルの高さ・・・日本の農業は衰退という名の坂を転がり落ちています。

そして、次の2つは特に身近な問題ではないでしょうか。

1つ目は「輸入依存国」である実態。

例えば、加工食品で使われる野菜の大多数は、ある国からの輸入に集中しています。

どこの国かわかりますか?

隣の中国です。

「中国野菜」といえば、過去に様々な不祥事が起きましたが、実は、そのことは中国野菜の輸入量にはほとんど影響を与えていないのです。

グラフ

右図は、赤いグラフが加工品を含む中国野菜の輸入量の推移と関連する当時の出来事を記しています。

確かに一時は減少傾向がみられました。

しかし天候不順により価格が高騰した近年は、減るどころか再び増加に転じています。

依存せざるを得ない実態が見て取れます。

そんな中、もしも輸入先の国の災害・政情など何らかの要因で輸入できなくなったら、あるいは相手国との関係悪化などから“制裁”を加えられたら・・・?

食糧危機が日本を即座に襲います。

スーパー・コンビニ、冷凍食品・惣菜・弁当、レストラン・居酒屋・ファストフード、学校給食など、すべてが打撃を受け、日本の食品業界は、ひとたまりもないでしょう。

当然、それは「価格高騰」という形で私たちに降りかかります。

これが、食料自給率の低下が言われて久しい日本が相手国に食料を依存することで背負っているリスクです。

国産野菜の「安全神話」

2つ目、それは「安全性」です。

日本の農薬・化学肥料の使用量、そして農薬残留基準の甘さは、間違いなくトップクラスです。

「国連食糧農業機関(FAO)」が運営する食料・農林水産業関連の世界最大の統計データベースによれば、日本は1ヘクタールあたり11.85kgの農薬を使用しており(2014年現在)、これはアメリカの約5倍、イギリスの約4倍です。

農薬使用の世界比較には、面積や気候的な事情、野菜の種類、栽培方法などから諸説あるものの、それらを差しおいてもなお、日本の農薬使用量の多さについては説明がつきません。

農家には多く使うように指導し、大量に売りつける。
そして、大量に農薬を使っても甘い残留基準でクリアさせ、商品価値は失わせず、市場に流通させる。

農薬依存を根本的に断ち切るには、農林水産省や農協、農薬メーカーから成る癒着の構造から、根本的な見直しが必要かも知れません・・・

しかし、2020年、東京オリンピックでは「この野菜は安全です」という根拠のない主張は、海外の人々にはまったく通用しません。

そして実は、我が国のそんな状況をよそに、この「安全面」において飛躍的に成長している国があります。

どこの国かわかりますか?

実は、それも隣国、中国なのです。

一部では、既に品質・安全性において日本は遅れを取っているほど、中国の農業が進んでいることはあまり知られていません。

中国では、胡錦濤政権時代から現政権下にも続く巨大国家プロジェクトとして「農業改革」が進められてきました。

そして実は、中国政府が密かにそのプロジェクトを「完成」させる予定なのが、2020年なのです。

「中国産は危ない、安いだけ、美味しくない」
そんな時代は終わりつつあります

中国が「安心安全」にかける気迫は凄まじいものがあります。

栽培技術の圧倒的な向上と農産物の品質向上によって、自国13億の国民の胃袋を満たすだけでなく、海外への積極的なアピールもいずれ始まるでしょう。

そして日本にも、日本の国産が太刀打ちできない「安心安全」「高品質」「安い」すべてが揃った野菜が中国から届く日がやってくるでしょう。

あるいは・・・

実はもう一つ、別のシナリオも考えられます。

それは、中国から野菜が届かなくなるというシナリオです。

現在、明確な答えは出ていません。

2020年、日本人の胃袋は隣国に完全に牛耳られるのでしょうか?
はたまた、見捨てられるのでしょうか?

実は、

この現実を海外から目の当たりにしてきた人物

がいます。

アグリビジネスコンサルタント 野々川 尚氏。

彼の読みによれば、遅かれ早かれ食料危機は日本を襲い、2020年頃を機に加速の一途を辿るというシナリオが最も真実味がありそうなのです。

彼は警察官、自衛官を経て、37年ほど前に北海道で無農薬・無化学肥料の農業を始めました。

試行錯誤の繰り返しを重ねながら5年ほどたった頃、日本初の生産者主体で農産物を消費者へ直送する宅配システム「野菜倶楽部北海道」を確立。新聞・テレビからの取材が相次ぎ、一時は毎週のように取材が舞い込むほどでした。

農薬・化学肥料に関する認識が今よりも低い当時、北海道のような農場規模で無農薬・無化学肥料農業を成功させている人物はほとんど存在しませんでした。

その活動ぶりが西オーストラリア州政府の目に止まり、日本向け農産物輸出のための大規模農場で技術指導者としての要請を受けて豪州へ移住。その後、実に300ヘクタール(東京ドーム約64個分)もの無農薬・無化学肥料栽培を実現

その後も中国・東南アジア地域からも依頼は続き、近年20年ほどは主に海外で技術普及に務め、その様子はNHKなどから度々取材されました。

野々川先生は農業の醍醐味とロマンのすべてを知り尽くし、世界を舞台に「ビジネスとして勝てる農業」を自ら追求・実現してきたのです。

そんな野々川先生からある「相談」を受けたのは1年ほど前のことでした。
そこで聞いたのは、日本農業に対する衝撃的な危機でした。

・日本の食料自給率の危機的な実態。

・農協に依存する日本農業の体質と、流通の仕組みにおける限界。

・耕作放棄地の問題。耕作放棄地を利用した新規参入の問題点。減反政策が招いた弊害。

・日本野菜の安全性に対する驚くべき実態。

・日本の農薬使用の実態や、使用によって悪化している現実。
例えば、土が弱り農薬散布は増える一方なのに、収量が上がるわけではなく、その結果として収入は減少している、そんな切実な状況を前に何もできずにいる農家は多いのです。

・農業経営に関する知識は不足し、多くの農家にとって農業がビジネスとして機能していないこと。

農家に対する鋭い指摘も出てきました。主に次の2点です。

・間違った栽培技術や、農家のレベルの低さ。
「野菜を見れば農家の実力がわかる」と野々川先生は断言します。「オーガニック」「有機」などを謳っていてもいなくても「この技術で?」「こんなに高値で?」という野菜は残念ながら非常に多いそうです。まずは農家であれば「一にも二にも栽培技術がなくては駄目」それが野々川先生が農家に求めるプライドです。

・経営的な感覚の甘さと、流通力のなさ。
自分の野菜がいくらで売れたのか、農機具をいくらで買ったのかさえ後にならなければわからないためビジネス的な感覚がまるで育ちません。年間でいくらを稼ぎ、自分で作ったものをいくらで売るかを決め、自分で販路開拓するような気概が必要です。

さらにこんな話にも及びました。

・土作りの重要性。
実は人間が野菜を作っているわけではありません。野菜を作るのは土です。野菜の病気の8割は「土」からくるとも言われますので、作物の生育に適した土壌条件を整える「土作り」が何よりも重要です。

・農地をしっかり利用できていない。
特に新規参入の場合など、農地を役所から提案されてもそれを見極める力・土を作る力が乏しいた めにうまくいかないケースもあるそうです。

・新規参入の難しさ。
栽培技術や経営に関する知識に加え、土を見る目や周りの環境から判断する力がないため農地の見極めも難しく、事業開始前の段階でつまづいてしまう人が多い。それ以前に、先進的な考えが歓迎されづらい体制下で新規参入自体がしづらい風土も問題でそのことは産業の成長に大きな歯止めをかけています。

さらには、おそらくは農家も消費者もしているという最も大きな勘違いについて教えていただきました。それは、

健康野菜・有機野菜は手間もコストもかかるという勘違い

「オーガニック」「有機」といった文字を盛んに目にするようになりました。
しかしその真の定義は、ほとんど知られていません。

浸透しているオーガニックの常識は、

●「オーガニック」=「無農薬」「無化学肥料」。

● 虫食いなのは有機栽培で作っている証拠。虫も食うほど旨い。

● 有機野菜は、環境によく安心安全で高品質。

● 有機栽培だから高いのは当たり前。

これらはすべて錯覚です。

まず、指定以外の農薬であれば、農薬を使っていても「有機野菜」と呼ばれます。

そして「虫食い」神話は、“熟練”の農家でさえ勘違いしていますが、実際はウソです。
無農薬で虫がついてしまうのは、生産者の技術が低いためだと野々川先生は断言します。

有機栽培は環境によく安心・安全で高品質と思っている消費者は少なくありませんが、実際には、食味が悪いのに、高かったり、その上、自然環境を破壊しているケースまであります。技能のない農家は農薬・化学肥料を普通どおりに使う慣行栽培で作った方がマシな場合があるのです。

さらに、本物の有機農法は、実は、低労働・多収穫・高収益だということが知られていません。

そんな話を聞き、農業経験のない私たちにもその危機感はわかり、焦りを感じずにいられませんでした。「なんとかしたい・・・!」

では、野々川先生の考える、数年後に迫る食料危機に対し、今取り組むべきこととは何だったでしょうか?

自分たちで自分たちの胃袋を満たせる強固な国と農業を実現していくこと。

そのために、ビジネスとして醍醐味を感じられる農業を実現し、既存農業者と新規参入者の指導にあたること。

それによって、すべての家庭に真に安心・安全・安価な野菜と健康が提供される世の中を作ること。

でした。
それを実現するため、一年前に始動したプロジェクトがこちらです。

未経験で海外就農者を輩出した講座
第2期、開催決定

海外栽培指導歴20年以上のエキスパート、野々川先生が1年かけて直接指導します。

確実に勝てる農業ビジネスを実現するための、新時代の農業を生き残るための究極の栽培技術を伝授し、結実させるまでを応援します。

しかも今年の春の作付にまだ間に合いますので、間に合わせれば一年目から手応えを実感することだって可能です。既存農業者、慣行農業者の方にとっては大きなチャンスです。

新規をお考えの方も、数年先を見越して見通しを立て、準備を整え、動くことにつながります。

詳細は末尾に記載しますが、主に次の9つです。

   1. 三日間の集中講義:有機栽培技術 3月20日(水)〜22日(金)(東京23区内)

   2. 個別現地指導:野々川先生によるあなたの農地の視察・指導 & 見学参加権
    (農地のない方には現地指導なしプランあり)

   3. フォロー講義&実践講習:5月23日(木) 〜 5月24日(金)(埼玉県川越周辺予定)

   4. オンラインコミュニティ上での公開報連相&公開アドバイス

   5. 大勉強会:10月16日(水) 〜 10月17日(木) (埼玉県川越周辺予定)

   6. 練習用の実践農地への参加(埼玉県本川越)

   7. 学びに役立つ全国の農業者リスト、農業の成功に役立つ資材紹介等の情報共有(随時)

   8. 補助金・助成金活用のプロによる個別アドバイス(田口氏)

   9. 経営のプロが教える経営グループコンサル(弊社代表 鳥内)

という構成で、

第1期での振り返りや、第1期生の声をもとに大幅にアップデートしています。

どんなことが現実化できるのか、試しに、野々川先生自身が北海道で新規就農した当時のケースを簡単にご紹介してみますと・・・

つまり、1年目から500万、3年目にして、年収1000万を達成しているのです。
しかも、半年間のみの稼働で・・・

しかし、現実は決して甘くはないことを断言いたします。
ラクして稼げる財テクではありません。

“もの”がなければ始まらないため、順序としては、販路の話を考えるのは最高の野菜が作れるようになったあとの話ですが、実際のところは販路も同時に考えていかなければなりませんし、それでもやはり「栽培では誰にも負けない」人を目指さなければならないのです。

そのためには、土と栽培技術について徹底的に学び、畑の土を改善し、できるすべてのことを必死で実践する必要があります。
一日一日状況が変わるのが農業です。子供の成長を見守るように注意深く観察し、日々の改善が必要です。
同時に、多少なりとも初期投資や、それなりの経営マインドを養う必要があります。

最初は不眠不休でやるくらいの努力が必要です。

新規就農の方はもっと大変です。現時点で農地がない場合、土地の取得はかなりハードルが高いものとの覚悟も必要です。

そう言うと必ず、
「私は農地もお金もないのですが、始められるでしょうか?」
「うちの農地は育ちづらい環境。自分のところでも本当にその方法でできるのか?」
そんな人が出てきますが、日本でも海外でも農業における苦労のすべてを知り尽くし、やり抜いてきた野々川先生にしてみれば、環境的にも境遇的にも不可能なケースはほとんどないと仰います(つまり「できない」は言い訳)。

そして一番のポイントは、

「言った通りにやるかやらないかだけ」

と野々川先生は断言しています。

確かに、農地が既にあるかないか、面積、その土地のもともとの質、栽培する農作物、土作りに投資できる額、可能な初期投資・設備投資の額などによりその幅は大きく異なります。

しかし、数年後を見据え手堅く目標を立てれば、確実に可能であること、「やるか、やらないか」のみがその分かれ道となることを教えてくれます。

そして、当講座では成功するための絶対的なベースである「栽培技術」の向上に焦点を当てます。

では、第1期の人達の一年目は、どうだったでしょうか?少しご紹介します。

第1期では、日本全国から38名が集結しました。
長年農業をされてきた方から新規就農で始めた方まで様々で、

・「採れすぎて困る」を一年目から体験し、農業の醍醐味に触れた人
・全く縁のない土地に飛び込んだり、現住所から離れた県に移り住んでの就農で準備中の人
・紹介で借りた農地でゼロから頑張っている人
・家業の業績不振・経営難のV字回復や収入増を助ける手段としての農業に精力的に取り組む人
・共同で農地を借り共同で畑作りに取り組んでいる人
・全くの未経験から東南アジアでの参入を果たした人

それぞれペースは異なりますが、一人一人真剣に取り組み、自分自身で道を築いています。

彼らの活動や成果から、野々川先生が度々こう仰っていたことを思い出さずにはいられません。

「10年間、毎年全く同じことを繰り返してきた農家は、経験値が変わらないために1年目の新規就農者に簡単に追い抜かれてしまうことがある」

数名をご紹介しましょう。

事例1

岡山県の農業生産法人 株式会社瀬戸内ファーム 藤野さんは、当講座の第1期生です。

二年前に農業に参入。現場には責任者を置き自分は営業に専念する予定でしたが、急遽の事態がきっかけで現場に入るように。この時、彼の農業の経験はゼロ。

「育てる野菜を季節ごとに選んで、種を蒔いて、水をあげれば、野菜はできると思っていた。実際はそんな甘いものじゃなかった」そう語ります。

途中まで順調に育っても、ある朝突然、葉っぱが黄色に変色している。その原因を考え出すと、土の種類・状態、季節や風雨の影響、使用する資材、可能性がありすぎて正確に対策するなんて不可能に近いと、例えようもない今後の不安を感じていたときに、当講座を知り、参加。

講義では栽培に関する理論を徹底的に学び、翌月に野々川先生の個別現地指導を受けました。
その後、茄子を植付け。もちろん、無農薬・無化学肥料。

講義では土作りが必須条件であることを徹底的に学んでいたので、30トンの堆肥を取り寄せるのに130万円ほどかかるなど(まずは理想の3分の1程度の量から始めた)、その他の投資もそれなりにかけました。

たったの3名体制で毎日畑に通い詰めた努力が実り、誕生したのが「通常のスーパーでお目にかかることはほぼない」と言われている無農薬の茄子でした。

茄子の収穫期に決まって出てくるような病気や虫の害が藤野さんのナスでは一切出ず(周囲の生産者さんには出ていた)、周りの生産者さんたちも驚きを隠せなかったといいます。

公的な機関による分析試験では、調査項目の「硝酸イオン」の含有量が平均に対しかなり低い数値で(過去10年で調査してきた中で「最も低い検出量」)、食味についても高い評価を得ました。

藤野さんの1年目の収穫期の悩みは、収穫量に対して販路開拓が追いついていないことでした。
講義で多収穫の方法を学んだとは言え、その成果が出すぎて、毎日100kg単位で採れ、収穫の人手が足りなかったのです。

有名百貨店の野菜売り場や青果店での定期的な流通を1日50〜100kg程度で作れたものの追いつかず、余った分はかなり低い価格で農協経由で漬物業などの加工業者に買い取ってもらう。スーパーでお目にかかれない無農薬茄子が、ほかの茄子とごちゃまぜにコンテナに入れられていく悲しい事態を目にしてきました。

まさに採れ放題のそんな時、あの広島・岡山の豪雨被害に見舞われたりと、多くの苦労をくぐり抜けながら、1年目を終えました。

現場で忠実に野々川先生の教えを実行したものの、当然、1年目だけでは採算が合いません。
2年目へ向けての多くの課題も残しました。

しかし、今、藤野さんに迷いはありません。
何をどうしたらいいかわからない不安な農業から、数年先の飛躍を見据えた確かな農業へと変わり、受講1年目にして手応えと自信を勝ち取ることができたからです。

藤野さんの例は、既に畑があり、それなりに投資もしたケースですが、目標次第ではこのように1年目から手応えを感じることも可能です。

事例2

こんな事例もご紹介したいと思います。

野々川先生は、自身が大規模農業の中で生きてきたこともあり、開講当初から「せっかくこの時代に農業に参入するなら」と、「大規模就農」の意味合いを強調してきました。

例えばそれは「海外就農」という事例です。

やる気さえあれば絵空事ではないことを、第1期生の佐々木さんは教えてくれます。

「その人の経験次第では、現地で働いてもらいながら多少の給料を出し、寝る場所と食事くらいは提供できる」「現場を任せられるような日本人を育てたい」そう野々川先生は伝え続けてきました。

世界の農業発展途上国などでは、数年前まで別業界だった青年が5000ヘクタールの農場経営へと転身し、スタッフ100名の大規模農業を成功させるといった、農業の醍醐味を感じられる事例が数多く存在するのです。広大な農地がほとんどない日本では不可能に近い経験が海外ではより簡単にできるのです。

佐々木さんは某有名大学を出て某有名建設会社に就職し、エリート街道まっしぐらでしたが、それまでの生き方に何か疑問があったといいます。

彼は、ひょっとするとこれは人生最大のチャンスであると考えるようになり、それまで築き上げてきた誰もが羨む土台を手放し、退職を決意。その時点で、農業の経験はゼロでした。

今、佐々木さんは野々川先生のもとで、しかも農場のマネージャーに大抜擢され、日本では決して経験することのできないタイの大規模農場で挑戦しています。

これほど短期間で佐々木さんが現場を任されたのには、実は理由があります。建設の現場監督などを長年務めてきた佐々木さんは、土木に関してはプロ。なんとその経験が、農業でも驚くほど生かされているのだといいます。むしろ野々川先生に配管や整備の際に具体的な提案をすることもあるそうです。

佐々木さんは新規就農者としては特別なケースでしょう。実際には、海外就農を決意したら、全額自己負担で渡航しなければならないでしょうし、はじめは見習いから始めることもあります。しかし、海外での経験は、技術となって自分の身に返ってきますので、自分に対する最大の投資です。「国際競争で太刀打ちできる農業」の基盤を養い、日本に戻ってきてくれるなら、日本にとっての宝となるでしょう。日本が今後目指していくべき農業の形を示してくれるリーダーとなってくれるに違いありません。

「移住はさすがに無理」そう思う方は、海外で短期間だけ(例えば1ヶ月くらい)働いてみるだけでも十分に価値があるでしょう。そんなチャンスも、この講座をきっかけに手にすることは不可能ではありません。

以上が第1期生の事例のご紹介です。

真の農業とは、多収穫・低労働・高収益を実現し、社会に対しては省エネで循環型の社会作りに貢献でき、そして消費者に対しては安心・安全・健康・美味しいを届けることができる、すべてが叶う夢のような仕事なのです。

そのスタートをこの講座で切ってください。

このプロジェクトはこんな方にお薦めです

  • 今年の春の作付に間に合わせたい方。今年から試してみたい方。
    農業で最も重要な時期、作付。特に現時点で農業従事者の方なら、せっかくなら習得した栽培技術をすぐに取り入れて、目に見える効果を体感したくありませんか?
    そんなタイミングに合わせて開設したのが今回の講座です。
    次の作付にも十分間に合います。
  • 自分の農場を視察して有機農業プロからのアドバイスが欲しい方。
  • 慣行農業から有機農業へとシフトさせる道を模索したい方。
  • すでに農業に従事されている方で、既存の農法、成果物、所得に疑問を感じている方。
  • 世界に通用するダイナミックな農業をやりたい方
    すでにお書きしたとおり、野々川先生はオーストラリア、中国、東南アジアなど世界を舞台に、日本では再現不可能な規模の農場で20年の栽培指導経験を持つ人物です。
    ダイナミックでロマンに満ちた「男の農業」を体現したいなら、教えを仰ぐのは野々川先生をおいてほかにいないでしょう。
  • 小さな家族経営で少数顧客でもリピーター続出の小回りの効くビジネスをやりたい方。
    逆に小回りの効く農場で夫婦や家族でのんびり農業を楽しみながら、しっかり稼ぎたい、そんな人生プランをお持ちの方ももちろん可能です。
    真の健康野菜が作れれば、少数でもお客さんはついてきてくれます。リピーターだけでまわる、そんな農業は夢ではありません。
  • お客さんから本当に感謝される野菜を作りたい方。
  • 野々川先生の北海道や海外での農業経験のすべてを吸収して自分のビジネスに活かしたい方。
  • 機械導入なども的確に行いながら低労働・高収益へとシフトさせたい方。
  • 農薬や化学肥料の使用を無くしたい・減らしたい方。
  • 収穫量も収入もアップさせたい方。
  • 農地はまだ持っていないが、これから新規参入を考えている方。
  • 外食産業・食品販売・流通等に関わる人で良質な農産物入手先を模索中の方。

しかし特に既存従事者の方は、これまでの栽培技術の常識を根本的に覆されてしまう可能性もありますので、プライドが傷つくかもしれないことを覚悟の上で臨んでください。

また、基本的には農業者による農業者のための講座ですが、農業の実像を目にしたい方、周辺産業の方も第1期にはたくさん参加し、自身は農作業はしない形で関わられている方もいます。ご判断は説明会で説明を聞いてお決めください。

この講座で提供されるもの

・既存の農業技術の常識を覆す真の安心・安全・安価を可能とする循環型で高効率な農業技術を提供し、各自の農地の特性や環境に即し適切なアドバイスを行うことで、従事者の農作物の品質・安全性の向上と生産量の増加を図ります。

・日本と世界で農業を見てきた野々川先生の原点である、無農薬・無化学肥料でありながら多収穫・低労働・高収益を実現させる上で原点となる栽培技術を学び、ビジネスとしてきちんと稼げる供給についてアドバイスをもらい、自ら考え、実践する、という流れを繰り返していきます。

・特に新規参入者の場合(もちろん既存の農業者も当てはまりますが)事業開始前の土地選びも重要です。個別現地指導で先生が赴く農地に同行したり、練習用農地に足を運ぶ中で、次第にこれを見極める目も養われます。

・この場に集結する受講生全員が農業をビジネスとして成功させることを可能とするため、日常的に相談しやすいサポート環境をオンラインを中心に年間で提供していきます。

できるだけ他の受講生への指導内容や質疑応答内容をオープンにすることで共通の学びを増やします。

・弊社としては、この講座を通して生産者と消費者の直接的な繋がりの開拓も視野に入れていますので、ある程度販路開拓でお手伝いできる部分もあるでしょう。(ただし基本的には自分自身での開拓です)これは消費者に「安心安全で高品質、でも高くない」という新たな選択肢を自ら提供できるだけでなく、消費者に対して「心ある生産者を応援」してもらうという消費行動そのものを通してより良い社会にもつながっていきます。

・農業ビジネスの成功者を輩出していくことによって、これから新規参入してくる人たちにとっての勇気を後押しし、土に触れ自然の恵みを享受しながら稼ぐという醍醐味溢れた新たな仕事の在り方を社会に対して提案していくことにも繋がります。

私たちは焦っています。

正直、このプロジェクトは急がなくてはなりません。
非常に緊急性の高いプロジェクトです。
弊社は、野々川先生から相談を受けたとき、農業経験ゼロにもかかわらず、そんなことは関係なしに、すぐさま取り組むべき内容だと直感しました。

だから私たちは私たちにできることを今すぐ始めることにしました。それが今回の講座です。

正直言って、このままでは絶望的なので、かなり焦りを感じています。

しかし、焦っていても、急成長を続ける近隣諸国は待ってくれませんし、日本農業は衰退の一途を辿るばかりです。
2020年はたったの一年後です。

そして農業ですから、大きな結果が現れてくるまでに数年はかかります。
なので、長期的な視点で取り組む時、今しかないのです。

そのためにも、今すぐ正しい栽培技術と経営マインドを持ち、安心安全・高品質・安価で野菜でお客さんに喜ばれながら、あなた自身に稼いでもらい、日本の食料自給率の底上げと、胃袋を満たせる強固な国作りに貢献していただき、周囲の農家さんにも影響を与えられるようなプロフェッショナルになっていただきたいのです。

ですから、私たちは本気で1年目から一人一人が手応えを感じられるよう、できる限りのことををサポートさせていただきます。

もう一度言います。このプロジェクトは急がなくてはなりません。

繰り返しになりますが、私たちも本気です。
セミナー終了をもって講座の終了とするのではなく、販売ネットワークの情報を得たら共有したり、様々な情報をお伝えしながら、全力でお付き合いしていくつもりです。

「農業のプロフェッショナルになりたい」「勝てる農業をしたい」「日本の農業の体質を変えたい」 とお思いでしたら、まずプレセミナー&説明会にお越しください。

有機農業のプロとして軌道に乗せるために

このコースを通じて手に入るものを、改めてご紹介しておきます。

● 野々川先生から直接受けるビジネスに直結し社会貢献度の高い学び
● 消費者に真に安心・安全で高品質な農作物を安価で提供するための生産技術の習得
● 自らの販路開拓による消費者との直接的な繋がりと、それによって養われる販路開拓力や農業経営力
● 日々の疑問・不安などを払拭でき質問ができる環境
● 日本全国の農業ビジネス仲間との永続的なネットワーク
● 他の受講生の農地を視察させてもらうなど、ほかの事例に触れられる環境

なぜ、これらを手にできるのかご説明いたします。

野々川先生が毎回のように強調されるのは、農業は一つ一つのケースでまったく違うということと、他の農業者の事例から学ぶことの重要性です。

同じ野菜でも環境や土や種、そして栽培技術で一人一人まったく違う野菜ができ上がってしまいます。
大切なタイミングで報告や相談のタイミングを逃すと、修正が難しくなります。
ですから、日々の変化や、農地ごと、人ごとの多様性に対応する講座でなければなりません。

そのため野々川先生と討議を重ね、月1で通って学ぶ講座スタイルではなく、集中的に学べる形式にしました。

作付など重要な時期に間に合う前もっての集中講義に加え、あなたがすでに農地をお持ちの場合、野々川先生の現地視察&指導がつき、しかも年間を通して野々川先生のサポートと、さらにはこの一年で積み上げたすでに活躍中の第1期受講生自身や、彼らがもつネットワーク、弊社が補足的に行おうと考えているセミナーなどの掛け合わせによって、トータルで結実させていく内容です。

主に、以下の9つから成ります。

(※農地のまだない⽅は現地指導なしプランあり)

農業は個々でケースがまったく異なるため直接専門家が訪れてのアドバイスは非常に大きな意味を持ちます。

農地があっても、まだなくても、見学に参加することが可能です。
昨年は富山県・栃木県・静岡県・岡山県・福島県・山形県などへ指導に行き、その都度、他の受講生も同行し共に学びました。

通常の講座では、講師はここまでやりません。
しかし、農業は人生をかけた挑戦であることを野々川先生自らが身をもって知っているために、一日一日の取り組みを重要視します。
実践型の講座として、頻繁に報連相を行う中で直接野々川先生から的確なアドバイスを受け取ることができます。この日々の取り組みなしに成長はありません。
この報連相が飛躍的な成果につながります。
先生と他の受講生とのやり取りを見ることで自分に生かすという視点も重要です。

関根さんと板倉さんは、未経験で受講し、現在4反の畑を手がける頼もしい第1期生です。
彼らの当初の一番の課題は、農地を探すことでした。

ある時当講座で、“練習用”にもってこい(野々川先生お墨つき)と思われる農地を借りられることになり、受講生に呼びかけたところ真っ先に手を挙げたのがこの二人でした。

場所は本川越。水田を畑へ転用したため水はけの悪い状態にありましたが、栽培環境を整えれば素晴らしい環境が見込めました。

現在は、2年目の作付へ向けた準備段階です。排水対策による湿害克服(水路を施す・土壌改良等)、土づくり・野菜の旬を伸ばし収量を高めるための栽培(トンネルの活用等)、流通先や収益の確保による、安定的で自立した事業の確立のため、奔走中です。

ゼロから畑を作るというハードルの高いスタートでした。しかし野々川先生の厚いサポートも甲斐あって、始めてから半年以上が経った今、講義で教わったことが「やっとわかってきた」そうです。実践する中で手に入れることのできた、何ものにも代えがたい経験になっています。

そんな本川越の農地は、関根さんをリーダーとして引き続き展開していきます。東京近郊に住む第1期生の多くが、通いながら練習に励んでいます。第2期生の中からも、積極的に取り組んでいく仲間が現れてくれることを期待しています。

特に自分の農地がまだない方にとっては、都市部からのアクセスもいいので、大きなステップアップになります。
もちろん、野々川先生の指導も随時入ります。

有機栽培で成功している農業者は、実際には少ないのが現状です。野々川先生の人脈と私たちのリサーチから、全国の農業者リストをまとめて特別に進呈いたします。
見学の相談に応じてくれる農業者さんもいるかも知れません。
先輩農業者の事例をご自身の学びにお役立てください。

また、野々川先生自らも太鼓判を押す資材を講義の中でご紹介したり、先生が推薦する唯一の著書、堆肥の入手先のご紹介、あるいは弊社が先生または受講生からの情報、さらには単発でのイベント企画が決定した場合などに随時、共有いたします。

当講座では、公的団体の補助金・助成金に精通する田口信幸氏の協力を得て、第1期からサポートを行っています。

実は、国・地方自治体・公共団体では、毎年数多くの農業関連の補助・助成事業の募集を行っていますが、そもそも知られていないばかりか、役所毎に大きく異なり、取得に漕ぎつけるまでにそれなりの手間を要する反面、対策しづらく、取得できる保証もないため、手を出しづらいのが難点です。

しかし実際には、“コツ”や“きっかけ”一つで取得が飛躍的に現実味を増すことは少なくありません。こうした事情や、公共団体との“人間関係”の作り方に精通する田口氏の存在は、強力です。

例えば、当講座の開始前に一人ずつの状況をお聞きしますが、本人には思いもよらない可能性が見つかるケースもあります。農地を実際に見れば、さらに確度の高いアドバイスもできます。状況次第では100万〜1000万円単位までの補助金申請も視野に入ってくるので、利用しない手はありませんよね。

第1期生の中ではまだ受講後に補助金申請に至ったケースはありませんが、新規就農・既存農業者の補助金・助成金それぞれの課題や可能性を真剣に見つめ、一歩一歩着実にアドバイスを進めていますので、今後申請・採択の流れになることも十分に考えられます。

また、補助金申請以外にも、農地取得、農地転用、農地交換、新規就農、六次産業化、農商工連携など、行政との関わりが不可避な局面が頻出する農業において、具体的な場面場面での支援方法を模索しており、「時」が来たときに即座にサポートに入れるおゆに準備しています。

(申請前までのコミュニケーションや提案は無償、実際に申請後、補助金採択となった場合は個別案件毎の成果報酬の形を取っています)

最高の野菜を一つ残らず販路に乗せる。 これは農業者にとって大きな壁で、野菜を作りながら営業するのは大変なことです。

しかし一方、実は販路開拓の情報やチャンスは、世の中を見渡せばたくさん転がっていて、実際にはそれを見過ごしていたり、自分自身が行動していないだけ、というケースも少なくはありません。

行動は自ら起こさなければ何も起きません。

そこで、販路開拓や経営で抱えている課題・悩みを、グループコンサルティング形式で、弊社代表の鳥内浩一が直接解決いたします。

鳥内は、年商100億円ほどの企業からビジネスを始めたての起業家まで、業種・業態を問わず300社以上のクライアントを指導、その指導による業績アップ総額は把握しているだけでも100億円を超えるほか、

複数のコンサルティング会社にて、金融、自動車、通信、電器、商社、アパレル、ITなどの企業をクライアントとしたマーケティング&ブランド戦略から新規事業立ち上げ、システム構築を手がけ、世界トップレベルの著名人による研修コンテンツの日本普及や、日本全国での経営者・起業家向けのコンサルティングや講演を行ってきました。

グループコンサルティングについて一言で言えば、「自分へのコンサルティング以上」に、他者のコンサルティングを聴く方が価値があるほどです。正しい戦略の立て方、正しい思考の組み立て方、正しい行動の組み立て方がわかり、自分の「盲点」に気づくことができます。そして「他人ごと」を聴くことで、“枠”が外れるのです。

ここでの気づきを糧に行動を繰り返すことで、ご自身の農業ビジネスを自分自身で成功に導くことができるよう、応援します。


「最強の有機農業 実践講座」の受講生には、野々川先生の技術を受け継いだ人として独り立ちしていただきたいと思っています。

野々川先生は、頑張る人はどんどんサポートします。
成功する土台はすでにあります。

しかし、いくら知識を詰め込んでも、実践しなければ何の意味もありません。

それではお金の無駄になるだけでお互いに不幸ですので、これまでお書きしてきた内容に共感し、本気でやりたい人だけに申し込んで欲しいと思います。

ただしご注意ください。定員には限りがあります。

今回の「最強の有機農業 実践講座」の定員は『30名』です。

これ以上参加者が増えると、密な関係を築いてサポートできないため、30名という定員が変わることはありません。

また、このプロジェクトは、今回が最後になるかもしれません。

現在野々川先生は海外と日本を行き来する生活です。
ただし、忙しい合間を縫っての講座となりますが、サポート体制はしっかり整えています。

ここまでご覧いただいたあなたには、このチャンスを逃さないようにしてもらいたいと思います。

まずはプレセミナー&説明会にご参加ください

もし、あなたが本物の稼げる最強の農業ビジネスをする最初で最後のチャンスを掴みたいのなら、まずは2月4日(月)、5日(火)、6日(水)、7日(木)、8日(金)、10日(日)に都内で開催するプレセミナー&説明会に参加してください。

どの日時も同じ内容をお話するので、ご都合の良い日時を選んでご参加ください。
会場をすでに抑えてしまっているため、各回ともに定員が“20名”となっています。

無農薬・無化学肥料の安心・安全・健康・美味しい野菜を、多収穫・低労働・高収益を実現しながら1年目から軌道に乗せるプロジェクトであるため、お急ぎください。

このプロジェクトに参加を考えている方、プロジェクトの詳細を知りたい方は、プレセミナー&説明会が満席になってしまう前に今すぐ以下のフォームからお申込み下さい。

プレセミナー&説明会会場でお会いしましょう

日時 2/4(月)18:30~21:00 残席あり
2/5(火)15:00~17:30 残席あり
2/6(水)15:00~17:30 残席あり
2/6(水)18:30~21:00 残席あり
2/7(木)18:30~21:00 残席あり
2/8 (金)15:00~17:30 残席あり
2/10 (日)15:00~17:30 残席あり
※どれも同じ内容です。ご都合の良い日程ををお選びくださいませ。
会場 都内(銀座周辺、申込者にのみお伝えします)
定員 各回20名
料金 3,000円(会場費のみ・プレセミナー&説明会参加料金は返金致しません)

※もしどうしても、いずれの日程も都合が付かない場合は support ● genki.ac までメールください。プレセミナー&説明会の参加者が優先ですが、人数が多い場合は対策をご提示します。 最強の有機農業 実践講座 :support ● genki.ac (●を@に変えてください)